ジオ&みずはくツアー2024「扇状地の歴史を見に行こう」
活動報告
2024年09月16日
黄金の扇状地を巡り、「扇状地の歴史を見に行こう」の「ジオ&みずはくツアー」が始まりました。十二貫野用水の「第一分水」を見学しました。作付け面積の広さに応じた割合で分水する江戸時代の施設で、当時の工夫がなされていました。水が流れていなかったのが残念でした。愛本橋の下に着き、「愛本刎橋」の説明を聞いた後、左岸より右岸まで愛本橋を歩きました。黒部川が境内の黒部川神社の説明で幾多の洪水との戦いを知りました。喉が渇いていたので「箱根の清水で」おいしい水を飲みました。吉田科学館で昼食後、杉沢の沢スギに向かいました。沢スギ園を通り、「約1万年前の樹根」が見つかった吉原海岸の説明看板のある所まで歩きました。樹根が腐らないのは湧水によるものだとの話がありました。「じょうべのま遺跡」では、当時、米など物資の流通に川や海が使われていたそうです。時代はさかのぼり「不動堂遺跡」では竪穴式住居としては大きな集会所の見学をしました。帰りは黒部川が氾濫しても水の影響を受けない高台にある北陸街道を通りました。
扇状地の「水」が様々な所で重要な働きをしているのを学び、この貴重な資源を大切にしたいと感じた一日でした。龍ノ口用水(6月)、第一分水(9月)や尾ノ沼谷の取水口(11月)の見学と十二貫野用水の全容が分かるツアーになっているそうで、次回が楽しみです。